2001/3/29 第15号
エレショー技報
(有)安部実装技術研究所
http://www.anbesmt.co.jp/
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内容
■高熱変形温度、低吸水率、耐プラズマ性・真空ガス放出特性に優れた
ポリイミド成形体
■海外SMT技術情報「CSP実装プロセスと信頼性」
■25&50ミクロン極細熱電対線
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■高熱変形温度、低吸水率、耐プラズマ性・真空ガス放出特性に優れた
ポリイミド成形体 宇部興産(株)
熱変形温度は、従来のポリイミド成形体より約100℃高く(ユピモールSA
101:470℃、ユピモールSA201:486℃)、切削加工性に優れています。
酸素プラズマ耐久性は、従来品より30%向上し、吸水率も従来品の10分
の1程度と驚異的に少なく、かつ真空中におけるアウトガスも従来品より
一桁小さい夢のポリイミド成形体「ユピモールSA」を開発販売開始しま
した。
詳しくは、 www.eleshow.com/ の4-3-16をご覧下さい。
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■海外SMT技術情報
CSP実装プロセスと信頼性
1.要約
チップサイズパッケージ(CSP)の一つであるμBGA.(0,5、0,75、1,0
mmピッチ)接合の信頼性評価と、SMT実装プロセス検証の為の試験基板
を作成した。その中で部品(40端子、0.75ミリピッチμBGA)外形が搭
載ノズルより小さいため、外形認識不能のため搭載ができないトラブル
が発生した。CCDカメラ の分解能を上げて解決した。X線と目視でμBGA
接合部を検査したが、結果は良好で、はんだ容積・濡れ角度など最適状
態であった。
プロセス検証のため長期信頼性試験を行った。
2.試験基板の設計
A 部品配置: 目的は0,5、0,75、1mmピッチμBGAのSMT実装プロセスの
開発である。配線板の両面に実装する部品の種類と数を表1(省略)に
示した。
試験基板10枚の上面をリフロー加工した後、その半分の底面にμBGAを
リフローし、他の底面にはウェーブでチップを実装した。リフローの
ためにはんだペーストの印刷を、他方ウェーブ用としてチップ保持の
ためのエポキシ印刷を行った。また0,5mmピッチμBGAは全てデージー
チェーン配線とし、導通を監視した。
B パッドの設計:160ピンを除き各μBGAに対して二種類の寸法のパッ
ドを設計した。1つはIC供給業者の勧めるパッドであり他方は3Com-
Chicagoでの経験に基づいた。基本的にφ0,13mmのマイクロビアを中
央に設けた。それらの寸法は表2(省略)に示した。
C 評価手順: 試験基板は標準SMT実装ラインで加工した。スクリーン
印刷機、チップ搭載機、IC搭載機から成る。
1.ステンシル設計:レーザーカットステンシルを用いた。特に0,5mm
ピッチμBGAに対する設計とはんだ容積を重視した。表3にはんだ容積
の理論値を示した。
表3
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Component types Theoretical solder volume
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For vendor's pad 3Com-Chicago's
sizes pad sizes
160 I/O,1mm 3091 cubic mils 1518 cubic mils
100 I/O,0.5mm 555 cubic mils 347 cubic mils
62 I/O,0.5mm 555 cubic mils 347 cubic mils
40 I/O,0.75mm 716 cubic mils 1047 cubic mils
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2.スクリーン印刷:試験基板に無洗浄ペーストを用いた。共晶はんだ
・固形分89,5%・800kcps・3型のメッシュを用いた。印刷機の設定条件
を表4に示した。
3.IC搭載機:現有機は100μmピクセルを持つ標準機であるが、このカ
メラでは各部品上のボールを認識できず、部品ボディを見て搭載するこ
とを試みた。しかし40I/OのCSPがノズルより小さいため搭載不能となっ
た。結局カメラを66μmピクセルにグレードアップしてボール認識を可
能にした。
4・リフロー温度プロファイル:窒素ガス気流下でリフローした。
D 信頼性試験手順
1.引抜き試験:μBGAの各タイプについて熱サイクルの前後に1個の部
品を引抜いた。試験は部品の上部に治具を接着し、ユニバーサル試験機
を用いた。結果を表6と表7(いずれも省略)に示した。
2.熱サイクル:9個の試験基板を-25〜100℃の熱サイクル(20℃/分、
両端で15分保持)にかけた。間欠的に特定回路の断線を検査しながら
500サイクルまで行った。熱サイクル後、外観と電気抵抗を検査した。
3.ランダム振動試験:抵抗測定後、#6の試料を振動試験にかけた。
振動は基板に垂直な方向に適用した。振動試験は段階的に行った。最
初に1G RMS程度の弱い振動で15分、ついで振動を10〜20%強くして15
分のように、十分な数の不良が発生するまで継続した。全ての試験を
通じて間欠的導通検査(200nSecの間100オーム以上の抵抗を超えると
オープンとした)で故障の発生を監視した。
3.結果と考察
A.SMTプロセス性の評価
実装後、目視・導通試験・X線で検査した。結果を表5(省略)に示し
た。表でも明らかなように0,75mm40 I/Oの部品が小さいため搭載に
問題を生じた。その他の部品の搭載は良好であったが、#8の基板上
の二つの部品が正常に置かれているのに導通不良であった。故障解
析を行ったが、実装上の問題は出されなかった。#10の基板ではんだ
短絡が生じたが、原因は基板のエッチング過剰のため、パッド寸法
が不足したためであった。
B.信頼性試験結果
表6、表7(いずれも省略)
1.抵抗測定と引抜きテスト
2.熱サイクル。
3.ランダム振動試験
4.勧告
(あとがき)
本レポートは3COM Corporation社の社員により書かれており、μBGA
について第三者的立場から評価していると思われる。
本実装ではアンダーフィルを使用していないが、各種の信頼性上の課
題点があることが分かる。特に温度サイクルは−25〜100℃
500サイ
クルであり、比較的軽い条件であるにもかかわらず不良が発生してい
る。
より詳しくは、www.eleshow.com/ の海外技術情報をクリックし、
2001.3.28月号をご覧下さい。A4サイズで3頁分詳しく説明してい
ます(図表も一部掲載されています)。
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■25&50ミクロン極細熱電対線
ガラス被膜熱電対線(通常200ミクロン径)の先端約10mmのみ、約50
ミクロンまたは50ミクロン径の熱電対を溶接したものを製造販売開始
しています。(極細熱電対線の長さは、変更可能です)
この極細熱電対線の利点は、
◎先端にボールを形成しておらず、FCやCSPや0.3ミリピッチQFPおよび
1005チップ部品など極小部品の電極にも容易に付着できる。
◎熱電対自体の熱容量が小さく、より高精度に測定できる。
◎細いことから、CPS等狭いすき間にあるはんだ接合部の温度も測定可
能。既にNEC、東大、富士通様などへ多数の実績があります。
詳細は www.eleshow.com/ の6-5-19をご覧下さい。
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エレクトロニクス実装技術メールマガジン No.15
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