2001/6/20 第21号 

エレショー技報            (有)安部実装技術研究所

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■海外SMT技術情報「 BGAの実装信頼性と表面仕上の影響」
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■海外SMT技術情報 「BGAの実装信頼性と表面仕上の影響」  
      
この論文は当社発行の「'99欧米BGA/CSP/FC最新実装技術」から抜粋し、
約半分削除しました。詳細は本書をご覧下さい。

要旨
セラミックパッケージ2種(361,625I/O)、プラスチックパッケージ5種
(256、313、352を2タイプ、560I/O)、表面仕上げ方法3種を要因として、
多数の試験基板を実装した。それらを二種類の温度サイクル試験にかけ、
故障までのサイクル数を求めた。
本報では7,000サイクルまでの故障特性を報告する。3種類の表面仕上げ
(HASL、OSP、Ni/Au)の影響および故障機構について詳しく論じた。
Ni/Auの脆性故障についてSEMと電気的表面解析の結果を示し、故障原因に
ついて議論した。


BGAは市販製品に普通に使用され、航空宇宙用に評価され、高ピン数のQFP
を置き換えつつある。熱的、電気的性能の向上に加え、高ピッチ(1,25mm)
のBGAは配線強度やセルフアライメントなど、製造上からも魅力がある。
BGAの実装性を理解し対応するため、Jet Propulsion Laboratory (JPL)は、
'95に16社による研究会を結成した。多様な会員は軍、産業界、学校、装置
部門の人々を含んでいる。
中間報告を'98 NEPCON WESTで報告した。本報では以下を報告する。

・7,000サイクルまでの故障機構
・セラミックとプラスチックパッケージの故障機構の差異
・故障とその機構への表面仕上げの影響。
特に表面仕上げの影響に注目する。検討したのはホットエアーレベラー
(HASL)、Organic Solder Preservative(OSP;プリフラックスのこと)、
Ni/Auメッキ(特定用途のため加えた)の3種である。


BGA試験基板の形状
PBGAとCBGAの二種を、6層1,6mmのFR-4およびポリイミドPWBに実装した。
プラスチックパッケージにはOMPAC(Overmolded Pad Array Carrier)から
Super BGA(SBGA)まで含んでいる。それらを列記すると、
・2種の外辺
(バンプが周辺にある)SBGA;352、560 I/O
・外辺OMPAC;352 I/O、 PBGA;352、 256 I/O
・廃止されたPBGA;3/3 I/O
・QFP;256 I/O 0.4mmピッチ
SBGAではICダイは標準BGAより熱拡散をよくするため大きな銅板に直接接
続されている。プラスチックパッケージ用のはんだボールは共晶を用いた。
625、361 I/Oのセラミックパッケージも評価した。これらには直径0,9mm
の高融点はんだ(90Pb/10Sn)を用いた。リフローにおいてはパッケージ
側には共晶はんだ、基板側には共晶はんだペーストを用いた。
プラスチックパッケージはダミーを用いデージー鎖の設計をし、PWBはは
んだ接合部分を監視できるようにした。ほとんどのパッケージは4個の、
560 I/Oの時は5個の、QFPは1個のデージー鎖とした。

温度サイクル試験
二個所の設備で、かなり条件の異なる二種類の温度サイクル試験を行った。
A:−30〜100℃、2℃/分、高温での保持時間20分、1サイクル82分。
B:−55℃、室温、125℃の三室法、10〜15℃/分の非線形熱衝撃試験、
高低温で各20分の保持時間、1サイクル60分。 BGA試料は常時監視されて
いる。

プラスチックパッケージ実装の故障機構
図1はSBGAとPBGAのボイドを持つはんだ接合の写真である。ほとんどのボ
イドはPBGA実装基板のパッケージ側に接近している。上の右側の写真は、
クラックの成長状況をよく示している。クラックはパッケージコーナーの
界面から始まり、45度の角度でボイドに侵入し、ボイドから界面に平行に
伸びている。
下左側の写真のボイド中に(断面試料作成のため)埋込材が侵入している。
貫通クラックが見えないので、切断面に直角なクラックがあったと推定さ
れる。このことから故障モードの複雑さと、二次元の断面図による故障解
析の危険性が分かる。理想的には三次元の解析が必要である。

B条件4,500サイクル後、パッケージの接着は大変弱く、基板から簡単に
とれる。外したパッケージのボールにインクを付けて紙に押付けると、ボ
ールの地図が出来る。SBGA 560のいくつかのボール地図を図2に示した。
SBGA上にあるボールを示す黒点が多いので、ほとんどのボールはFR-4基板
界面から分離している。しかしポリイミド基板では逆であった。ポリイミ
ド基板の方が熱的に安定なためであろう。
パッケージ側の一列のボールが全て外れた例があり、強い反りがあったと
推定される。
セラミックパッケージの場合、4,500サイクルでパッケージが基板からすで
に外されており、地図は作れなかった。ほとんどのボールは基板側にあった。
表面仕上げ
HASL
OSP
Ni/Au
異なる表面仕上げに対する故障機構
結論
(あとがき)

より詳しくは、www.eleshow.com/ の海外技術情報をクリックし、
2001.6.20月号をご覧下さい。
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