2005/2/8
第58号
エレショー技報             (株)アンベ エスエムティ
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内容
■Mate2005 講演会 速報
「エレクトロニクスにおけるマイクロ接合・実装技術」

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■Mate2005 講演会 速報
「エレクトロニクスにおけるマイクロ接合・実装技術」

Mate2005は2月3日4日と開催されました。以下は数年ぶりに参加した私の
個人的感想です。
3会場で600人位の参加者が集まり、大変盛況でした。私から見ますと、
90%の方が若く頼もしい感じがしました。しかし気になる点も、幾つかあ
りました。

1. 鉛フリーはんだは高強度が良い?
ほとんど常に鉛フリーはんだは高強度が良いとの前提で発表されています。
これは今回に限ったことではありませんが。高強度はんだが本当に良いの
でしょうか?高強度すぎると、セラミックコンデンサー等部品自体が破壊
されてしまう事例が多々報告されています。はんだが強すぎると、相対的
に部品強度が低下し、部品自体が損傷してしまうからです。当社主催セミ
ナーでは既に対策を述べていますが。
高強度はんだという表現は誤解を生みやすいので、正確には温度サイクル
など環境寿命の長いはんだという表現の方が良いのでは。
現場的経験・感覚も大変重要と思われます。

2. すさまじいエロージョン
当社エレショウ技報第57号でお知らせしましたが、ほぼ同じ内容の具体的
発表がありました。SUS316Lでもすさまじいエロージョンを発生している写
真に思わず会場全体がシーンとなってしまいました。SUS316Lでも何の役に
も立たないことが写真で確認されました。
また、一度鉛フリーはんだを使ったはんだ槽はPbSnはんだにきりかえても
エロージョンが進行するとのことで、注意が必要です。
関連は http://www.eleshow.com の5-3-1 をごらんください。

3. 鉛フリーはんだの外見
鉛フリーはんだの外観が一般的には無光沢となったり、ひけ巣と呼ばれて
いますが細かいしわで覆われています。そこで、光沢を得るため完全共晶
(ほとんどある温度で同時に固化)をねらう発表もありました。しかし、
一方では共晶を避けるため工夫する論文も海外では発表されています。リ
フローの場合、液相線と固相線との開きが大で広いペースティ範囲を持
つはんだはマンハッタン現象を防止できるからです。時代は鉛フリー化は
もちろんですが、より一層の高密度化へと向かっているからです(チップ
部品は小さくなるほどマンハッタン現象を起こしやすい)

以上、いろいろな見方、経験、海外情報等との出会いが求められているこ
とを示しています。
あるいは頼もしい若手技術者と、老練な技術者とのフランクな会話が求め
られています。
ところで、もうひとつ気にかかった点がありました。若い参加者の99%位
の方が黒のスーツ姿でした。あまりにも画一的で異様な気がしました。
見られて無難な色なのでしょうか?
もっと個性を出してもかまいません。目的は新情報を得ることです。海外
のセミナーでは、ジーパン、ジャンパー姿もあります。自分流でかまいま
せん。軽快で能率的に行動できる服装でいいのです。このようなセンスが
あなたをより大きな人に育てるのでは。(文責 安部可伸)

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